ロッコク・キッチン

みんな、なに食べて
どう生きてるんだろ?

ドキュメンタリー映画

『ロッコク・キッチン』

監督:川内有緒 + 三好大輔

制作:2025年 / 制作国:日本 / 上映時間:122分

みんな、なに食べて どう生きてるんだろう?
ー福島の国道6号線を旅して見つめた
 温かくておいしい日常ー

2026年2月14日(土)ポレポレ東中野、
3月6日(金)シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』ほか
全国順次公開!

2011年に発生した東日本大震災は、多くの人々の日常を奪い、福島の地に深い爪痕を残した。
それから年月が経ち、福島の被災地には、帰還した住民、移住してきた人、仕事や復興のために訪れる人など、
多様な背景をもつ人々が混じり合いながら新たな生活史を刻んでいる。

本作は、福島県の国道6号線(通称「ロッコク」)沿いの町で生きる3人の人物の食卓を軸に、
その日常や人生を軽やかに描き出すドキュメンタリーである。

震災から13年が経った2024年、映画監督の川内有緒と三好大輔は、
東京と福島を繋ぐ「ロッコク」、そこに暮らす人々を訪ね歩いた。
キッチンに立つ姿、料理の手ざわり、食卓で交わされる言葉 ──
一人暮らしのキッチンや、大勢で囲む鍋、寒い夜のスープ。

食を通して浮かび上がる福島の「いま」。そこに生きる人々の複雑で温かな日常を映像に刻む。
キッチン越しに見えてくるのは、暮らしと記憶のアーカイブだ。

物語の主な舞台は、東京電力福島第一原子力発電所が立地する大熊町と双葉町、
今なお帰還困難区域が多く残る浪江町、そして南相馬市小高区である。

本作では、地元住民の協力のもと、震災以前のホームムービー映像を収集し、映画本編に挿入した。
かつての町の日常や家族の風景を映し出した映像は、震災後の再開発や解体により消えつつある
「暮らしの記憶」を、次世代へ受け渡す貴重な手がかりとなっている。

キャスト・スタッフ

監督 川内 有緒 + 三好 大輔

川内 有緒

映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、その道を断念。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。連載『ロッコク・キッチン』でドゥマゴ文学賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』『ロッコク・キッチン』の共同監督を務める。

三好 大輔

映画監督。1972年岐阜生まれ。1995年 日大学芸術学部卒。映像制作会社入社。MVやライブ、ブランディングなどに携わる。2003年 広告会社を経て独立。2008年 東京藝大デザイン科非常勤講師。市民が記録した 8ミリフィルムを収集して映画に仕立てる活動を「地域映画」と名付け活動を広げる。2015年(株)アルプスピクチャーズ設立。全盲の美術鑑賞者 白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』は国内外で上映され『ロッコク・キッチン』と共に共同監督を務める。2025年 地域映画を全国に普及し市民の記録をもとにコミュニティアーカイブを構築する(一社)まなざしのアーカイブを設立。

映画「ロッコク・キッチン」

監督・企画・編集
川内 有緒+三好 大輔

出演
スワスティカ・ハルシュ・ジャジュ/中筋 純/武内 優/相原 あや/石井 美優/石崎 芳行/大竹 英子/
喜浦 遊/小林 友子/近藤 佳穂/今野 寿美雄/滝沢 宣之/土井 杏奈/南郷 市兵/西間木 努/福島 正男/
ブケ・エミリー/古谷 恵美/宮津 健/山本 敦子/吉田 正勝/渡辺 和恵/Eric & Jrma/ココアとミルク

プロデューサー 渡辺 陽一/宮本 英実
音楽 坂口 恭平
撮影・録音 三好 大輔
ドローン撮影 森下 征治
サウンドデザイン 滝野 ますみ
アニメーション 森下 豊子/森下 征治
ナレーション 武内 優
写真 一之瀬 ちひろ
ロゴデザイン 高野 美緒子
ウェブサイト 渡辺 哲也
英語字幕 ディーン島内/櫻井 智子
制作 株式会社アルプスピクチャーズ
宣伝 平井万里子
デジタル変換 NPO法人 20世紀アーカイブ仙台
DCP 松浦 正幸
助成 ハマカルアートプロジェクト2023/2024/ハマコネ
製作・配給 株式会社植田印刷所

イベント

書籍発売&映画公開記念イベント
東京・福島で開催!

〈本と映画の完成記念〉

ロッコク・キッチン展

— 映画撮影の傍らで。写真家・一之瀬ちひろのまなざし

〈本と映画の完成記念〉
ロッコク・キッチン展
— 映画撮影の傍らで。写真家・一之瀬ちひろのまなざし

ひとり暮らしのキッチン、大勢で囲む鍋、寒い夜のスープ。 朝焼けの神社、光に包まれるバリケード。 写真家・一之瀬ちひろが映画撮影の旅に同行して見つめたロッコク・キッチン。
「みんな、なに食べて どう生きてるんだろ?」
ノンフィクション作家・川内有緒のそんな問いから、この旅は始まりました。原発事故の後、国道6号線(通称ロッコク)沿いの一部の町は長く帰還困難区域となり、一度は全ての光を失いました。その後、避難指示が解除された地域では、帰還した人、移住してきた人、働きにきている人など異なる背景を持った人々が共に暮らし新たな生活史が刻まれています。
2024年、映画監督の川内有緒と三好大輔は、ロッコクを何度も往復し、そこに暮らす人々を訪ね歩き、一本の映画を完成させました。そこに映るのは、キッチンに立つ人々の姿、料理の湯気、食卓で交わされる言葉 ──
今回は映画の完成を記念し、撮影の旅に同行した写真家・一之瀬ちひろが、静かなまなざしで捉え続けた写真作品を中心に展示します。あわせて、この旅から生まれた書籍やエッセイ本、映画の予告編もご覧いただけます。 今、この瞬間も福島で営まれている、温かくておいしい日常を感じにお越しください。

Opening Reception

1月16日(金)17時〜20時 チャイと福島のお酒のふるまいがあります。

Special Event

①ギャラリートーク「キッチンをめぐる旅で出会った人々」
参加費無料 / 各回30分
1月16日(金)15時 / 17時 三好大輔×川内有緒
1月17日(土)15時 三好大輔 / 17時 三好大輔×川内有緒
1月18日(日)17時 一之瀬ちひろ×川内有緒

②ロッコク・キッチン映像プロジェクション「あの日のキッチンを探して」
1月17日(土)20時〜20時30分 山小屋の屋外で映像を投影します。
(投影時間10分程度+監督によるミニトーク)

※「ロッコク・キッチン」写真家/ 監督/プロデューサーの誰かが店番をしております

※書籍『ロッコク・キッチン』(講談社)やエッセイ集(植田印刷所)、写真作品を販売します

※書籍は川内有緒によるサインも行います(川内は3日とも在廊しています)。現金/クレジット/交通系ICでご購入いただけます

写真:一之瀬ちひろ
企画:新谷佐知子(MOVE Art Management)
空間構成:新谷佐知子+吉成虎維
主催:ロッコク・キッチン・プロジェクト事務局
助成:ハマコネ

福島先行上映会

撮影の地、福島県のロッコク沿い富岡町にて先行上映イベントを開催いたします。
上映後には、川内有緒+三好大輔両監督が登壇する舞台挨拶を実施。書籍ほかグッズの販売も行います。

日程 2026年1月31日(土)
① 午前の部 10:00-12:02(開場:9:30)
※上映後に舞台挨拶が30分ございます
② 午後の部 14:00-16:02(開場:13:30)
※上映後に舞台挨拶が30分ございます
会場 富岡町文化交流センター「学びの森」大ホール ※駐車場あり
福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622-1
(tel 0240-22-2626)
料金 全席自由
一般 前売り1,500円(当日1,700円)
学生、未就学児 無料
障がい者割引 1,000円 ※お付き添いの方1名まで同料金
チケット

主催:ロッコク・キッチン・プロジェクト事務局
後援:富岡町
助成:ハマコネ

アフターパーティー

\ 夜は双葉駅前に集合!アフターパーティーも開催 /

上映会後、双葉駅前の「FUTAHOME」にてアフターパーティーを開催。川内有緒+三好大輔 両監督や関係スタッフによるトークイベントや交流会が行われます。イベントには映画に登場する大熊Bar mauveも出店。劇中に登場するドリンクも飲めるかも!? イベントはどなたでも参加可能です。みんなで賑やかに乾杯しましょう!
※事前申込不要、どなたでもご参加いただけます

日時 2026年1月31日(土) 19:00‒21:00
会場 FUTAHOME(福島県双葉郡双葉町長塚町45-1)※双葉駅東口すぐ
内容 川内有緒+三好大輔 両監督のトーク&交流会
出店 大熊Bar Mauve
参加費 1,500円(つまみ付)
※ドリンクはキャッシュオンでお買い求めいただけます

主催:ロッコク・キッチン・プロジェクト事務局

グッズ

書籍版『ロッコク・キッチン』
川内有緒 著

2025年度(第35回)Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作
みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ? 福島第一原発事故から14年、国道六号線(ロッコク)を旅して綴った温かくておいしい記憶。再生と希望に出会うノンフィクションエッセイ。

発売日 :2025年11月20日
定価 :2,090円(本体1,900円)
ページ数:304ページ
出版社 :講談社
ISBN :9784065409541